プリンスエドワード島の四季

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カテゴリ:Nova Scotia( 10 )

ボストンのクリスマス・ツリーとハリファックス大爆発

ほぼ100年前の1917年12月6日、ノバスコシア州ハリファックスの港で火薬を積んだ船と貨物船が衝突して大爆発が生じました。詳細はWikipediaの日本語ページで読むことができます。ハリファックスの町は壊滅状態となり、2000人近くもの人が死亡、約9000人が負傷しました。衝突から爆発まで30分近くあったことが災いし、窓越しに様子を見ていた200人もの人が爆発で割れた窓ガラスによって失明したそうです。その日の深夜から到来した大寒波が状況をさらに悪化させました。大惨事でした。

この時、鉄道で結ばれていたアメリカの大都市ボストンからただちに救援の人や物資が届きました。その感謝をこめて、ハリファックス市からボストンへ毎年クリスマスツリーが贈られています。このツリーに関してもWikipediaの日本語ページで詳しく紹介されてます。(経費のことまで詳しく紹介されていて、興味深く読みました。)

函館には友好、ボストンへは感謝のしるしとして贈られているノバスコシア州のクリスマス・ツリー。クリスマス・ツリーほど最適な贈り物は無いですね。

下のビデオはコンピューター・グラフィックで当時の衝突の様子を再現したものです。



ハリファックスのMaritime Museum of the Atlantic(大西洋海洋博物館)はタイタニックの展示で有名ですが、ハリファックス大爆発に関する展示も圧倒されます。


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by abegweit | 2017-12-02 20:41 | Nova Scotia | Comments(2)

函館のクリスマス・ツリーとハリファックス

お隣の州ハリファックスと北海道の函館は姉妹都市を結んでいます。ここの比較写真を見ると分かりますが、ハリファックスのシタデルと函館の五稜郭はとてもよく似ています。五稜郭の写真は桜が満開でとても美しいですね。(リンク先の上から3番目の写真)

さて、その函館で毎年12月に開催される「はこだてクリスマスファンタジー」では、ハリファックスから1ヵ月以上もかけて運ばれてくる樅の木に14万以上もの電球が飾り付けられるそうです。今年も着々と準備が進んでいるようです。
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函館からハリファックスに寄贈されたツツジ
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ツツジが植えられているパブリック・ガーデン

私の両親の実家が札幌にあり北海道には何十回と行っているのに、なんと函館に行ったことがありませんでした。是非12月に行ってみたいと思います。

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by abegweit | 2017-11-30 21:40 | Nova Scotia | Comments(0)

『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』

3週間ほど前に 、カナダの有名なフォークアート作家であるモード・ルイスさんの映画について書きました。この3週間の間に邦題が発表され、日本公開用のトレイラーがYoutubeで見られるようになりました。

原題が"Maudie"で、邦題は『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』です。日本ではモード・ルイスがほとんど知られていないからでしょう、短いタイトルから長めのタイトルになりました。邦題のとおり、彼女の絵は見ているだけで幸せな気分になる温かい作品ばかりです。ありとあらゆるスペースに彼女が絵を描いた小さな家もとても素敵です。多くの人々の尽力で家が保存されて、HalifaxのArt Gallery of Nova Scotiaで一般に公開されていることもすばらしいことだと思います。

映画の中で描かれる、CBC(カナダ放送協会)によるテレビ取材もYoutubeで見られます。


他の人のレビューにも書いてありましたが、最初の30分は見ているのがつらいシーンも多かったです。私が想像していた旦那さんのイメージとも違いました。機内で英語で見ていたので、台詞が聞き取りづらかったのもあります。でも2回目に見たときは、もっと主演の2人の表情やしぐさに集中することができたので、2人の絆が強まっていくのがずっとよく分かりました。日本で公開されることになったのが、とても嬉しいです。

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by abegweit | 2017-11-24 22:40 | Nova Scotia | Comments(2)

モード・ルイス

出張でしばらくプリンスエドワード島を離れます。
島からトロントへ向かう飛行機の中で"Maudie"という映画を観ました。

ノバスコシアのフォーク・アート作家であるモード・ルイス Maud Lewis の後半生を描いた映画です。ノバスコシア州のお土産屋さんや本屋さんでは、彼女の作品をよく見かけます。

Wikipediaの日本語ページでも結構詳しく紹介されてますが、彼女は小さいころから若年性関節リウマチを患い、決して恵まれた生活ではありませんでした。母親から教えてもらって絵を始め、それが彼女の心の支えとなったようです。両親が亡くなった後、Everett Lewisと結婚します。映画はMaudとEverettが出会ったころから彼女が亡くなるまでを描きます。2人はとても小さい家に住んでいて、Maudは家のあらゆる場所や物に絵を描いていきました。その家は現在、HalifaxにあるArt Gallery of Nova Scotia という美術館に移転され、一般に公開されています。とても素朴な作品です。そしてカラフルで温かみがあって、思わず笑みが浮かんでしまう作品ばかりなのです。
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(Art Gallery of Nova Scotia)

この映画は日本ではまだ公開していないようですが、日本でも人気のあるイーサン・ホークが夫役を演じてます。映画で初めて知りましたが、アメリカのニクソン大統領からも注文があったそうです。さらにWikipediaで知りましたが、大橋巨泉さんが彼女の作品を持っていて、某鑑定番組で紹介したそうです。でも彼女はそういう世の中の評判のことはお構いなしに、自分の絵とEverettとの生活だけを大切に生きていたようです。

映画での旦那さん像が私の想像していた人とは違ってショックでしたが、モード・ルイスをたくさんの日本の人に知ってもらいたいなと思いました。

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by abegweit | 2017-11-04 09:17 | Nova Scotia | Comments(0)

カナダ150周年の記念ワイン

先月ノバスコシア州のグラン・プレに行った際、お気に入りのワイナリーにも立ち寄りました。ハリファックスからシャーロットタウンまで長距離バスで帰らなくてはならなかったので荷物を増やしたくはなかったのですが、つい150周年の記念ワインを赤・白1本ずつ買ってしまいました。
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この辺りはりんご園もたくさんあるので、アップル・アイス・サイダーというとてもおいしそうなデザート・ワイン(サイダー?)もありました。ボトルがとても素敵です。
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by abegweit | 2017-08-09 19:40 | Nova Scotia | Comments(1)

ハリファックスとブルーベリー

仕事でノバスコシア州のハリファックスに来ています。
今回は1人なので、シャーロットタウンからは長距離バスで来ました。1度だけ乗換えして、所要時間が約5時間です。なかなか長い移動ですが、Wi-Fiが入っているバスだったので時間が経つのが早く感じられました。(全てのバスがWi-Fi付きではありません)

ハリファックスを案内したもらった人に、今お勧めのノバスコシアのお土産を聞いてみたら、真っ先に「ブルーベリー」との回答がかえってきました。もちろん生のブルーベリーを日本まで持って帰るのは無理ですが、ブルーベリーのジャム、紅茶などいろいろなお土産があります。ジュースなどに使った搾りかすを乾燥したものを茶葉に混ぜたブルーベリーの紅茶もあるそうです。聞いているだけでいい香りが漂ってくるようでした。

そしてハリファックスのプレザント・パークで、実をつけ始めているブルーベリーを見かけました。携帯の写真では本来の色がでていませんが、淡いピンク色からだんだん紫に色に変わっていき、どの色もとてもきれいです。プリンスエドワード島も同様ですが、ノバスコシア州もワイルド・ブルーベリーが豊富です。栽培用に作られた品種とは違い、小粒で味が凝縮いていてとてもおいしいです。
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by abegweit | 2017-07-25 20:12 | Nova Scotia | Comments(0)

ジョギンズ 世界遺産

2月26日のTBSの世界遺産の番組で、ノバスコシア州のジョギンズが特集されていたと知りました。事前に知っていたら、録画してもらったのに残念でした。

ジョギンズはノバスコシア州のファンディ湾に面した場所です。ファンディ湾は世界でも干満の差が激しい場所のひとつとして知られています。毎日何万トンもの海水が押し寄せては引き、断崖から化石を露出させています。露出しているだけではなく、化石はあちこちに転がっています。あのダーウィンも『種の起源』でジョギンズの化石に関して言及しているそうです。

私がジョギンズに行ったのは3年前の夏の終わりです。小雨が降っていてちょっと肌寒い日でした。シーズン中は干潮の時間に合わせてツアーが行われています。ツアーは3種類ありますが、私は一番短い30分のツアーに参加しました。
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正直、地質学の英単語に弱く、ガイドさんが熱心に話してくれる話には???な箇所もありましたが、岩の間に露出している多くの化石やその辺に落ちている石ころにも化石らしきものが見え、いかに特別な場所かということは十分に分かりました。因みに石1つ持ち帰ることは許されておりません。

敷地内にある博物館はとても新しくてきれいです。ここで子供向けの本を買ったのですが、読まずに3年経ちました。
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2008年、ユネスコの世界遺産に指定されました。因みに、現在ノバスコシア州には3つの世界遺産があります。もう2箇所はルーネンバーグとグラン・プレです。

プリンスエドワード島のシャーロットタウンからは片道約2時間。ジョギンズは本土のノバスコシア州にありますが、島からはコンフェデレーション・ブリッジを使って日帰りでも行けます。ノバスコシア州のHalifaxからは片道2時間半~3時間弱ぐらいです。干満によっては、歩けない時間帯(特に満潮時の1時間前後)もあるのでHPで要確認です。できる限り干潮時に行った方が歩きやすいと思います。

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by abegweit | 2017-03-01 23:02 | Nova Scotia | Comments(0)

日本で見たノバスコシア州

日本に2週間ほど滞在して、プリンスエドワード島に戻ってきました。

非常に大きなスーパームーン出現の夜に日本を出発、同日にカナダに到着ということで、スーパームーンが2回楽しめるかと期待していました。ところが羽田空港に到着した途端雨。プリンスエドワード島は晴れていましたが、飛行機が到着したのが深夜1時20分。既に頭上高くに昇っている月はあまり大きさの違いが分かりません。残念でした。いつかグリーンゲイブルズでスーパームーン鑑賞をしてみたいものです。

さて、日本滞在中、電車内の広告を見ていたらいやに見覚えのある写真が目に留まりました。プリンスエドワード島のお隣のノバスコシア州のマホーンベイの写真が英会話学校のポスターに使われていたのです。マホーンベイは水辺に並ぶ3つの教会が絵になる町です。
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それからアメリカの次期大統領が決まったときにカナダの移民サイトにアクセスが殺到してダウンしたようですが、カナダへの移民を呼びかけていたノバスコシア州のケープ・ブリテン島の映像が日本のニュースで流れました。2週間の日本滞在の間に2回もノバスコシア州に関連する画像を見ることは珍しいので、小さな偶然にちょっとびっくりしました。

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by abegweit | 2016-11-16 04:57 | Nova Scotia | Comments(0)

世界で一番干満の差が激しいファンディ湾

ノバ・スコシア州へ向かうフェリーの中で出会った人と話していたら、「グラン・プレ方面に行くならHalls Harbourがお勧め」とのアドバイスをもらいました。

Halls Harbourはファンディ湾に面している小さい港です。ファンディ湾は世界で一番干満の差が激しい湾...と思ってましたが、Wikipediaによると他の2箇所と世界一の座を争っているそうです。それはともかく干満の差が10メートルを超えるのはすごいです。

さて、到着したのは満潮から2時間半後でした。この写真よりももっと海面が下がることになります。Halls Harbourの公式HPで干満の様子が早送りで見られますが、これが毎日起こっていることが奇跡のように思えます。
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ここは観光スポットにもなっているらしく、漁港にはギフトショップやシーフードレストランが並んでいます。レストランではいけすから好きな大きさのロブスターを選んで調理してもらえるようです。ロブスターは重さによってCannersとかMarketなどと分類されますが、3ポンド(約1.4キロ)以上のロブスターはジャンボと呼ばれます。この写真では分かりにくいですが爪は私の手と同じぐらいの大きさです。
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by abegweit | 2016-08-03 20:41 | Nova Scotia | Comments(0)

グラン・プレ

カナダには17つのユネスコ世界遺産があります。そのうちの3つがノバ・スコシア州にあり、今回は2012年に指定されたグラン・プレに行ってきました。グラン・プレの景観がユネスコ文化遺産として登録されています。

グラン・プレが面しているFundy湾は世界で一番干満の差が激しいところですが、17世紀に移民してきたフランス系住民(アカディアン)は堤防を築きこの地を豊かな田園へと変えていきました。ところが英仏戦争の激しい領土争いに巻き込まれ、1755年のアカディアン大追放(The Great Deportation)によって、イギリス軍に徹底的に追い出されてしまいます。この時に別れ別れになったカップルの悲劇を描いてベストセラーになったのが、ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの叙事詩『エヴァンジェリン』です。

エヴァンジェリンの像とメモリアル教会周辺は国定史跡でもあり、喧騒とは無縁でとても静かです。エヴァンジェリンは架空のキャラクターですが、まるで実在していたかのように戦争の悲劇を静かにうったえかけてきます。

グラン・プレはノバ・スコシア州の州都ハリファックスから1時間ほどですが、プリンスエドワード島のシャーロットタウンからは4時間以上のドライブです。島からはなかなか頻繁には行けませんが、ヨーロッパの小さい村のような佇まいや雰囲気などにとても惹かれます。
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エヴァンジェリンの像とメモリアル教会(秋撮影)
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(同じく、秋撮影)
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(ロングフェローの像 秋撮影)

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(メモリアル教会 内部)
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(グラン・プレを見渡す丘)

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by abegweit | 2016-08-02 21:09 | Nova Scotia | Comments(0)