さて、本日オークションへ行ってきました。
先日このブログにも書きましたが、『赤毛のアン』の作者モンゴメリの父方の祖父が住んでいた家でモンゴメリの作品に登場する品々をはじめ、家財のほとんどがオークションにかけられたのです。
寄付を募ってプリンスエドワード島州立大学(UPEI)のMontgomery Instituteに寄贈する呼びかけ(
HP Facebook)もありました。これが見納めになるかもしれないと、Charlottetownから車で50分ほどにある北海岸のPark Cornerへ行ってきました。
実はこれが私にとっては初めてのオークションです。地域や国によっていろいろだと思いますが、今回はこんな感じでした。
まず9時から11時の間、Previewといってオークション対象品を自由に見ることができました。驚くことにモンゴメリの初版本なども手にとって自由に見ることが出来たのです。写真撮影もOKでした。参加する人は名前、電話番号、出身地を伝えて番号札をもらいます。これまたびっくりしましたが、手続きもごく簡単でした。
そして11時からオークションが始まりました。野外です。折りたたみ式の椅子を持ち込んだり、オークション対象の家具に座ったり、非常に自由です。始まってから30分ぐらい経った頃でしょうか、モンゴメリのサインの入った初版本、『赤毛のアン』のバラの蕾のティーセット、『ストーリーガール』のフルーツバスケットなどがどんどんオークションにかけられました。
私の見た感じでは、モンゴメリに関係する品々に関心がある人と古い家財道具に関心がある人とに二分されていたような気がします。ここで詳しく書いていいのか分からないのですが、いつかまたバラの蕾のティーセットやフルーツバスケットが一般の人の目に触れる機会があるのではないかという期待を感じさせられる結果となりました。
バラの蕾のティーセット(赤毛のアン)
ブルーチェストに入っていたフルーツバスケット(ストーリーガール)モンゴメリの猫入りの貴重なサインの入った『もつれた蜘蛛の巣』の初版本
そうそう、一番意外だったのは『アンの愛情』に出てくるゴグとマゴグのラグフッキングがフルーツバスケットとそれほど変わらない金額で競り落とされたことでした。いろいろ勉強になったオークションでした。
因みに私は特にモンゴメリとは関係ない品を競り落とそうとしましたが、どんどん料金が上がっていく緊張に堪えられず断念しました。。。