今年の
Terry Fox Runは数年ぶりにConfederation Bridgeで開催されます。
カナダ人に国民的ヒーローのアンケートをすると必ずトップ3に上がるのがTerry Foxです。
Terry Foxは1958年カナダのウィニペグで生まれ、子供のころからスポーツを愛する少年でしたが、1977年骨肉腫で片足を切断します。入院中多くの人々、特に子供たちが癌の治療で苦しんでいる姿を目の当たりにして、彼はマラソンでカナダを横断して癌治療の研究資金を募ろうと考えます。そこで、Marathon of Hope (希望のマラソン)と称し、1980年4月12日カナダの東端ニューファンドランド州から西端のBC州まで走って、国民1人につき1ドル相当の募金を目指して義足で走り始めました。(当時のカナダは2400万人)最初は全く注目されなかったようですが、メディアの影響で国民の関心を引き始め、P.E.Iを走る頃には多くの国民が応援していたそうです。
ところが容態が悪化し、143日で5373キロ走った後オンタリオ州のサンダーベイで断念せざるを得ませんでした。翌1981年の2月、募金は彼の目標であった2400万ドルを超えましたが、マラソン中断から約1年後家族に見守られて息を引き取りました。彼が亡くなった年の9月、第1回のTerry Fox Runが開催され、現在では日本を含めた世界中で開催されています。今年は35周年です。このプリンスエドワード島では、5年ぶりに島と本土を結ぶ12.9キロのコンフェデレーションブリッジ上で行われることになりました!
下の写真は前回の2010年の9月19日のものです。
コンフェデレーションブリッジから登る朝日。
普段は車から降りることすらできない橋の上を歩くことができます!
途中軍隊のパレードもありました。
長くなるのでTerry Fox Runに関してはまた次回。。。