『赤毛のアン』の作者モンゴメリは、作家として成功する前に島の3つの学校で教えていました。最後に教えたのがLower Bedeque にある学校です。下宿先の農家の息子Herman Leard氏と恋に落ちますが、様々な事情でこの2人が一緒になることはできませんでした。今年この農家が
The Leard Houseとして一般に公開されることになりましたので、まだ改装中のところを案内してもらいました。
1階はカフェです。モンゴメリの日記によると、ある晩頭痛に悩まされていたモンゴメリがこの窓辺のカウチ(カウチは当時のものではありません)に座っていたところ、Hermanが隣に座ってモンゴメリの手を握ったそうです。2人の恋は秘密だったので、いつまでも忘れられない時間だったのだと思います。
それから2階にはモンゴメリが使っていた寝室があり、当時の様子に復元して公開するそうです。いずれはここに宿泊できるようにしたいとのことでしたが、泊まれるようになるにはまだ時間がかかりそうです。
Facebookで進捗状況が見られます。
まずは来月からカフェがオープンする予定です。先日お話したところではカフェを利用せずとも2階の寝室は見せてくれるとのことですが、資金的に非常にきびしいようなので、是非カフェをご利用していただくか寄付をお願いしたいとのことでした。ギフトショップのコーナーも設けるとのことなので、記念にお土産を購入されるのもいいですね。今までは中に入れなかったLeard家にこうやって入ることができるようになったのも今のオーナーさんであるJulyさんたちのおかげですので、協力したいと思います。
近くにはLower Bedeque Schoolの建物も残っています。例年7月と8月はオープンしており、モンゴメリが教えていた時代の学校の様子を垣間見ることができます。今にも小さいアンやギルバートが出てきそうな学校です。
追記 残念ながらThe Leard Houseは2017年7月にクローズしました。