2月2日はグラウンドホッグ・ディです。グラウンドホッグはリス科のウッドチャックという動物です。2月2日はこのウッドチャックで春の訪れの時期を占う日なのです。冬眠から覚めたウッドチャックが外にでて自分の影を見てびっくりして穴に戻ったらまだ春は遠く、外に留まっていたら春は近いとされます。今日読んだ
記事 によると、ヨーロッパでは2月2日のCandlemas Day(奉献の日/聖燭祭)の頃になると、冬眠する動物が巣から出てきて春が近付いているかどうか確認していると思っていたようです。
またイングランドやスコットランドではこのような歌も残っているそうです。
According to an old English song:
If Candlemas be fair and bright,
Come, Winter, have another flight;
If Candlemas brings clouds and rain,
Go Winter, and come not again.
According to an old Scotch couplet:
If Candlemas Day is bright and clear,
There'll be twa (two) winters in the year.
要約すると「Candlemas Dayの天気がよければ(自分の影が見える)まだ春は遠く、お天気が悪ければ(影が見えない)春は近い」ということになります。他の記事では、ドイツやオーストリアにもアナグマが同じように春を占うという伝承があり、ドイツ系移民がアメリカで広めたとのこと。調べれば調べるほど、いろいろ出てきました。
私も隣のニューブランズウィック州で一度見たことがあるだけなので同じ写真の使いまわしですが、2014年の4月末に撮影したものです。まだ眠そうで、今にも巣穴に戻ってしまいそうです。
このグラウンドホッグ・ディを題材にした"Groundhog day"、邦題『恋はデジャ・ブ』という地味ながら評価の高い映画があり、この時期になるとよくテレビで放映されています。今年はこの映画の25周年記念だそうで、再び注目が集まっています。
追加:ニュース によるとカナダ・ノバスコシア州のサムによると「春は近い」、映画の舞台ともなったアメリカ・ペンシルバニアのフィルによると「春はまだ先」とのことです。