赤毛のアンの冒頭シーンはりんごの並木道「歓喜の白路」の印象が強いですが、「桜」「山桜」の白い花の描写も多々あります。
村岡花子さんの訳より抜粋します。
『もし今夜いらしてくださらなかったら、(中略)あの大きな桜の木にのぼって、一晩暮らそうと思っていたんです。月の光をあびて一面に白く空いた桜の花の中で眠るなんて、すてきでしょうからね。』
「花ざかりの山桜と、しなやかな白い樺が並んでいた」
『あの土手からはみだしている真っ白なレースのような木を見て、おじさん何を思って?(中略)あら、花嫁よ、むろん 何から何まで真っ白な着物を着て、すばらしい、かすみのようなヴェールをつけた花嫁だわ』
「すぐ外にたている大きな桜の木は枝が家とすれすれになるくらい近かった。白い花がぎっしりと咲き、葉が見えないほどだった。家の両側は、一方はりんご、一方は桜の大きな果樹園になっており、これまた花盛りだった
原書では"Cherry"のみなので、モンゴメリさんが描写していたのはどのお花か分からないのですが、今郊外では白いお花がたくさん咲いています。一番多いのはService Berryというザイフリボクに似たお花です。あとはChoke CherryとかPin Cherry らしい花も見かけます。私もあまりよく分からないので、家に帰ってネットで画像を探しては比較しています。未だ私の中であいまいな花も多いですが、でも新緑にまじって白いお花が咲いている様子はとてもきれいです。この時期になると、アンがマシュウと馬車でグリーンゲイブルズへ向かったときに見た景色なのだなと思います。




こんな感じの低い木ばかりなので、アンが登って眠れそうな大木を見たことがありません。いつか大きなサクラの木を見てみたいものです。