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プリンスエドワード島の四季

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昔のストーブ

寒い日が続いています。氷点下でも一桁台であればありがたいと感じる季節になってきました。

さて、ノバスコシア州のSherbrooke Village歴史村で展示されていたストーブです。
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『赤毛のアン』での印象的なシーンです。「マリラとレイチェル夫人が国民大会を大いに楽しんでいる間、グリン・ゲイブルズの居心地よい台所をアンとマシュウが二人だけで占領していた。旧式の料理ストーブには火がごうごうと燃えさかり、青味をおびたつららが窓ガラスに輝いていた。」

オーブンではパンやパイなどを焼き、
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アイロンも温めます。これを布などでくるんでベッドを温めたりしたこともあったようです。
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いろいろな形や重さのアイロンがありますが、一番小さいものでもかなり重量感があります。
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暑い夏にこのストーブを使って料理をするのが大変だとわかります。そこで、サマーキッチンと呼ばれる小屋を建てて、夏の間だけストーブを移動して炊事をした家もあったのでしょうね。『アンの青春』では「だれがまあ、この七月の暑い最中、かまどにおっかぶさっていたいものかね(マリラの台詞)」「アンは興奮と暑さで頬をまっかにしながら鶏にかけるブレッド・ソースを作ったり…」と書いてあります。ただ、アンシリーズではグリーン・ゲイブルズにサマーキッチンがあったような描写は見当たらなかったと思います。


by abegweit | 2019-01-15 21:47 | Anne and Montgomery | Comments(0)