7月1日より、プリンスエドワード島州において、
商品購入時の使い捨てプラスチックバッグ(いわゆるレジ袋やビニール袋)の提供が禁止されます。無料/有料に関わらずプラスチック製の使い捨て袋は禁止され、スーパーのレジ袋だけではなくてお土産屋さんも同様です。大きな袋がほしいときは紙袋を購入するか、何回も使用できるショッピングバッグ(エコバッグ)を購入することはできます。カナダは国としても2021年を目処に使い捨てプラスチック製品を撤廃する方針を発表しており、他の州に先駆けての試みです。冬にこの条例が可決されてから、できる限りスーパーのプラスチックバッグを使わないようにしてきましたが、急にスーパーに行ってお肉やシーフードなどを買うとついもらってしまいます。これからは「つい」ということができなくなるので、車にはエコバッグを常備、バッグにも携帯エコバッグを入れるようにしています。ただし衛生上や安全上プラスチック袋が必要な商品に関しては例外だそうです。始まってみないと分からないことも多いと思いますので、多少の混乱は予想されます。
ファーマーズ・マーケットに行くときは下の写真のかごを愛用しています。島の西にあるお店で、たまごが2パック入るように特注したバスケットです。こちらではほとんどのたまごがリサイクルできる紙パックに入っていて、毎回マーケットに行く際に買ったお店に返しています。そしてこのバスケットは島の先住民族に伝わる方法で作っていて、とても丈夫です。マーケットにいると知らない人からも「いいバスケットね」と声をかけられます。下の写真で使われているプラスチックバッグもソーセージ以外は紙袋になると思います。
プラスチック袋が無いことに慣れるまではちょっと不便かなと思うこともあるでしょうけど、環境のために大きな一歩になると思います。都会より混乱が少ないのはもちろんですが、カナダで一番小さい州であるプリンスエドワード島から始まることもすばらしいと思います。
7月以降プリンスエドワード島にいらっしゃる予定の方は携帯エコバッグを持参されると便利です。もしくは島のお店でエコバッグを購入なさってくださいね。下の2つは私が使っているエコバッグです。