2019年 10月 28日
「どんぶりをはだけさせる」
アン・シリーズとモンゴメリの本を熟読している尊敬すべき友人たちと「どんぶりをはだけさせる」という描写で、ひとしきり盛り上がりました。村岡花子さん訳ですが、同じような状況で下記のような描写があるのです。
『丘の家のジェーン』
「おいらにその鍋をなめさせておくれよ」
『アンの青春』
「ハリソンさんのおばちゃんは、お鍋にくっついているプラムケーキを、こすり取ったのを食べさせてくれるんだ」
『かわいいエミリー』
「丼をはだけさせて、屑を食べさせてくれるかしら?」
「丼」そして「はだけさせる」という言葉使いにはまってしまいました。令和時代の訳としては適当ではないでしょうけど、村岡さんの訳は読んでいて多少違和感があっても、心にすっと落ちるような気がします。村岡さん以外の和訳が手元に無いので分からないのですが、他の方はどうやって訳されているかも興味深いです。
写真はそんなたわいないことを話しながら食べたトライフルというデザートです。きちんと「はだけさせて」食べました



by abegweit
| 2019-10-28 20:46
| Anne and Montgomery
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