実は3月はじめからカナダの首都オタワに滞在中です。私のパートナーがオタワの病院で手術を受けたため、病院の近くのAir B&Bを借りています。諸々の事情でオタワ滞在が長引き、プリンスエドワード島にいる間に書き貯めていた話題も尽きてしまいそうなので、これからは時折オタワの情報も混ぜながら更新していきます。とはいえ、今は病院と宿を行ったり来たりするばかりで、あまりオタワらしい話題は無いのですが… 最初はハイジのごとくホームシックに陥りましたが、1週間ほどして落ち着いてきました。下の写真は昨年の7月に撮影したものです。
さて、今皆さんが一番関心があるのは新型肺炎情報だと思います。現地の報道でももちろんトップニュース扱いで、かなりの時間を割いてカナダ国内外の状況を伝えています。最近は北米やヨーロッパの状況が急激に変化しているので、日本の状況に関する報道時間の割合はかなり減りました。
3月12日現在、プリンスエドワード島では感染者がいないこともあって、私が知る限りは落ちついていて生活自体には影響はありません。消毒液が飛ぶように売れているそうですが、ペーパー類の買い占めといった状況はありません。州政府の保健省は咳やくしゃみをする際のエチケットやこまめな手洗いを奨励し、カナダ国外から戻った場合は2週間の自己モニターをするよう勧告しています。そして来週から学校がMarch Break(春休み)に入るため、注意喚起を促す報道がぐんと増えました。実際に学校主催の国外旅行や遠征などは全部キャンセルされ、あまり人が多いところへは行かないようにと注意喚起しています。あと2ヶ月で観光シーズンに入るため、観光業界への影響に関する報道も目立ってきました。これを書いている途中でカナダの首相夫人が感染しているというニュースが入りました。首相も自己モニターをしながらリモートワークするそうです。
10日以上前ではありますが、私たちがシャーロットタウン空港からオタワに移動する際も、マスクをしている人は1人も見かけませんでした。オタワ市内の通勤通学ラッシュ時の電車やバスも同様です。週末にキングストンの大学内を見てきましたが、学生さんもマスクはしていませんでした。年齢に関わらずマスクをする習慣が無いので、日本から来る方は驚かれるかもしれません。
ごく個人的な経験の範囲ですが、シャーロットタウンでもオタワでも、アジア系だからといって何か言われたり、変な目で見られることはありません。
今年カナダへの観光や留学を予定している方は心配だと思います。日本やカナダの政府が発表している渡航に関する注意は日々アップデートされています。プリンスエドワード島の保健省のHPは
こちら (英語)です。