前回のブログを書いた直後の3月13日(金曜日)の午後、カナダのトルードー首相とアメリカ合衆国のトランプ大統領が相次いで新型肺炎に関するテレビ会見を行いました。カナダに関しては、不要不急の国外旅行を控えることと、3月8日以降の国外からの帰還者には14日間の自主隔離を要請しました。翌14日、国外に滞在中のカナダ人に対して早期帰国を勧告しました。そして旅行業界には追い討ちとなりますが、500人以上の乗客が乗っている大型客船は4月2日から7月1日までカナダの港に着岸できないことになりました。
(オタワにある国会議事堂)またプリンスエドワード島州では、アメリカ出張から帰国した州首相が家族と一緒に2週間の自主隔離をすることを13日に発表、そして14日にはプリンスエドワード島で初の感染者が確定しました。クルーズのツアーから帰ってきた人だそうです。ついにプリンスエドワード島でもトイレットペーパーを買い求める人が急激し、料金も上がっているそうです。トイレットペーパーだけではなくて、日持ちする食品もかなり売れていて、スーパーのレジにはものすごい行列が出来ているとのことでした。
オタワでの私の行動範囲は非常に限られていますが、今日初めてマスクをしている人を見かけました。私のパートナーが現在入院している病院も3月16日から面会禁止となるようで、ここまで厳しくなるとは想像もしていませんでした。March Break(春休み)直前にカナダ全体の緊張感が飛躍的に高まったと思います。モントリオールの領事館からも新型肺炎に関するメールが頻繁に届くようになりました。プリンスエドワード島に関する最新情報は州政府のサイト(英語)及びプリンスエドワード島州を管轄しているモントリオール領事館のサイト(日本語)でご確認ください。
とにかく早い終息を願うばかりです。