気温は1桁台でしたが、良いお天気に恵まれた週末でした。諸々の事情でゴミ屋敷同然の家の片づけを手伝っていたのですが、2日間でかなりきれいになってすっきりしました。
日本でもかなり大きく報道されていたのでご存知の方も多いと思いますが、週末にかけてノバスコシア州で16名の方が犠牲になった
事件には驚愕しました。
土曜日の夜にハリファックス空港から100キロほど北西にあるPortapiqueというコミュニティで発砲があったとの通報が入り、少なくても3件の家が焼けていたそうです。私がニュースを知ったのは翌朝でした。銃を持って警察の制服らしき格好をした犯人と思われる人物が、警察の車両を模した車で逃走中とのこと。しかも犠牲者が何名いるのか分からず、近隣のエリアでは家に鍵をかけて外出しないようにとのことでした。日曜日のお昼頃ハリファックス空港のガソリンスタンドで犯人が拘束されたものの、犯人は死亡、職歴23年のベテランのRCMP(連邦警察)の警察官が殉職、日曜日が終わるころには犠牲者の人数が16名になったと
報道されました。月曜日の朝の時点では、動機や詳細などは不明のままです。
カナダでも
ライセンス を取得すれば銃の保有が可能です。基本的には車の免許と同様で、規定のコースを受けた後に筆記と実技の試験があり、犯罪歴などの身元確認をパスした後にライセンスが発行されます。このライセンスは5年ごとに更新する必要があります。保有していてもいつでも携帯できるわけではなく、細かいルールがあるようです。残念ながらカナダでも銃による事件は少なからずあります。今回の事件がコロナウイルスと関係あるかどうかは分かりません。ただ、コロナウイルスで閉塞感やストレスを感じている人は多く、同じような事件や模倣犯が出ないようにするためにも動機の解明が待たれます。
報道では何度も「Senseless」という言葉が使われていましたが、本当にやりきれない事件です。犠牲となられた方々にご冥福をお祈り申し上げます。