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『花子とアン』再放送と村岡花子さん

1月25日からNHK総合にて『花子とアン』が再放送されます。平日の16時20分から1日2本ずつ放送予定とのことで楽しみです。本放送はなんと2014年3月31日開始! もう7年近くも経ってしまったとはびっくりです。村岡花子役を務めた吉高由里子さんはじめ、キャストの方々が今も大活躍中でこれもすごいですね。
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さて、日本の実家の部屋には学生の頃に読んだ本がたくさん置いてあります。今回整理していたところ、村岡花子さん訳の『フェビアの初恋』という本が出てきました。後ろに鉛筆で「50」と書いてあるので、学生時代に古本屋で買ったのだと思います。
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20年以上も前に読んだので大まかなストーリーはなんとなく覚えているものの細かい描写は忘れており、新鮮な気持で読み返してみました。アメリカのOlive Higgins Proutyの『White Fawn』が原作です。直訳すると『白い小鹿』です。Proutyはベット・ミドラー主演の『ステラ』という映画の原作『Stella Dallas』が有名で、こちらも村岡花子さんが『母の曲』という題で翻訳されているそうです。『フェビアの初恋』は階級格差の激しい時代のボストンが舞台になっていて、裕福かつ由緒ある家で育てられたフェビアという若い女性が主人公の物語です。文庫本で500ページ近くもの長編です。1968年発行の本で、この頃の新潮文庫の字はものすごく小さいです。大事件が起こるわけではないのですが、どんどん惹きこまれてしまって1日で読んでしまいました。村岡花子さんの訳もとてもよかったです。

『花子とアン』は再放送も嬉しいですが、続編を作って欲しいなと思いました。村岡花子さんはアンシリーズだけではなくてものすごい数の欧米の小説を日本に紹介してくださいましたし、翻訳家としてだけではなく様々な分野でご活躍されていましたので、ドラマではその辺りをもう少しじっくりと取り上げて欲しかったです。半年のドラマではおさまりきらないご活躍でしたね。あらためて村岡花子さんに感謝しながら、実家の本の整理をしています。110.png


by abegweit | 2021-01-23 14:57 | Anne and Montgomery | Comments(0)