2021年 07月 01日
今年のカナダディ
昨年『アンという名の少女』のシーズン1がNHK総合でも放映されていました。このドラマのシーズン3には、アンが親しくなったファースト・ネーションズの女の子が同化政策のための寄宿学校に送られ、英語名を与えられて、意に沿わない教育という名の虐待を受けるエピソードがあります。このドラマは私の中の赤毛のアンの世界観から離れてしまったのでシーズン3はほとんど観ていなかったのですが、同化政策に関するエピソードがあると知ってシーズン3を観てみました。カナダ人の彼も「残念ながらこれはフィクションじゃないんだよね」と言ってました。
こちらの画像は公式ではないのですが、『アンという名の少女』のシーズン3からの抜粋です。
さて、「カナダディ」の日はカナダの国旗に合わせて赤い色の服を着る人が多かったのですが、今年はオレンジ色の服を着ようと呼びかけられています。2013年から9月30日は「オレンジ・シャツ・ディ」として、ファースト・ネイションズの子供たちが同化政策の寄宿学校で虐げられたり命を落としていたという事実への関心と理解を深める日となりました。なぜオレンジ色が選ばれたかというと、Phyllis Jack Webstadという人の体験によります。入学のお祝いにと家族から贈られたオレンジ色のシャツが寄宿学校の入校初日に取り上げられて、ユニフォームを着せられたのだそうです。
最後に在日カナダ大使館のFacebookのメッセージをご紹介します。カナダにとって意義ある1日となりますように。

by abegweit
| 2021-07-01 05:57
| Canada
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