まだ観光客がカナダに入ることはできませんが、2回のワクチン接種を終えたカナダ国民及びカナダ永住権を持っている人はカナダに入国しやすくなりました。カナダの空港到着後のPCRテストの検査結果が出るまでホテルで隔離することが免除されます。これのホテル隔離は自己負担なので、これが免除されるだけでも大きいです。ホテル隔離の料金には3食の食事も含まれています。私が泊まったホテルにはチャイニーズ系のレストランが入っていたので、何となく中華風の食事が提供されました。
チェックインして自分の部屋に入った後は、基本的に部屋から出ることはできません。食事は毎回ドアの外に置いておいてくれます。本来ホテルのチェックイン時間は15時以降ですが、フライトの関係上午前11時頃にホテルに到着したのでランチは期待していませんでした。ところが12時過ぎにはドアがノックされて、外には重い紙袋がおいてありました。
ちょっとぼやけていますが、これがランチです。ものすごい量のパスタの上にトマトソースとソーセージとカニカマのようなものを揚げたもの(ホタテのフライもどき)がのっています。他に野菜スープもついていました。見ただけでおなか一杯になったので、ブロッコリーと野菜スープの野菜だけいただきました。
そして夜ご飯が5時ごろに届きました。チキンのBBQ風ソテーと大量のご飯です。うれしいことに他の容器に新鮮なサラダが付いてました。チキンは思ったよりもずっとおいしかったです。でもやはり完食は不可能でした。
この夕食の後、空港で受けたPCRテストの陰性結果がメールで届いたのですぐエアカナダに連絡して翌日の朝の便に変えてもらいました。3泊分のホテルは返金不可の前払いなのでこのホテルで3泊してからプリンスエドワード島の自宅へ向かうことも可能でしたが、この食事を3日間もしていたらとんでもないことになったと思います。一足早く5月に島に戻った友人は他のホテルに泊まっていて、食事の内容にとても満足していたようです。私のホテルも量が半端ではなかったですが、運ばれてきた食事はきちんと温かかったし、お部屋に置いてあった2本以外にも毎回の食事と一緒にお水のボトルも入っていたのはとてもありがたかったです。翌朝は5時ぐらいに朝食が届いていました。
この後はホテルのシャトルで空港へ向かいました。「除菌済みなので自分の座るシート以外には絶対に触ったり荷物を置くな」とものすごく念を押されました。
今回はバンクーバー→モントリオール、モントリオール→シャーロットタウンの乗り継ぎでプリンスエドワード島に戻ってきました。モントリオール空港では特に規制はなくて、レストランでの食事もできました。3時間ほどの乗り継ぎ時間があったので、久しぶりのカナダのビールとウィングで乾杯しました。空港だから仕方が無いのですが、これで4000円ぐらいしました。カナダは税金とチップも別途かかってくるので、外食が高いです。
当たり前ですが、カナダに到着したとたんに食生活ががらりと変わりました。カナダの食事もおいしいですが、日本最後の夜に両親と食べたお寿司が懐かしいです。近所のお寿司屋さんはコロナ以前はいつも人でいっぱいだったのが、今は寂しげです。ワクチン団体接種の会場と同じ建物にあるので、ワクチン接種した人は当日のお支払いが10%オフになるようです。旅行業界も飲食業界もまだまだ大変ですが、おいしいものを食べて乗り切りたいです。
以上は2021年6月上旬の私の個人的な体験談です。状況は日々変わりますし、州によって規制もかなり違います。現在および未来の状況はカナダ政府や各州政府のHP等でご確認ください