PEI Passを申請しました。
7月16日現在、PEI Passの申し込みが必要なのは下記の人です。
- プリンスエドワードアイランド州の住人(アイランダー)がアトランティック・カナダかマドレーヌ島(ケベック州)を訪問して島に戻ってくる場合。
- アトランティック・カナダかマドレーヌ島(ケベック州)の住人が島を訪問する場合
PEI Pass取得の条件は、ワクチンを2回接種しているか1回目の接種が終了してから21日以上経っていることです。
マドレーヌ島はプリンスエドワード島の北にある小さい島(下の地図の丸の中)で、プリンスエドワード島の北東部の町Sourisとマドレーヌ島間はフェリーが定期的に運航しています。アザラシの赤ちゃんを見るツアーで有名な島ですね。ここはケベック州ではありますが、地理的や交通上の観点から(追加条件こそありますが)PEI Passが取得できます。
PEI Passを取得していれば、プリンスエドワード島に入ってから自己隔離などの制約がありません。アイランダーはPEI Passがなくても島に入ることはできますが、自己隔離などが義務付けられます。アイランダー以外のアトランティック・カナダの住人でPEI Pass対象外の人は別途の事前申請かつ島に入ってからの自己隔離が必要となります。
シャーロットタウンの某ホテルの入り口ではためいているのは、左からプリンスエドワードアイランド、ノバスコシア、ニューブランズウィック、ニューファンドランド&ラブラドールの州旗です。
そして!
7月18日からはアトランティック・カナダの枠を超えて、カナダ国内の他の州を訪問して戻ってくるアイランダー及びカナダ国内に居住している人ならPEI Passの申し込みが可能となります。ただしアトランティック・カナダ以外の州から申し込むには、ワクチンを2回接種していることが条件です。17歳以下に関しては少し条件が緩和されます。他にも細かい条件がたくさんあるので、詳しくは
州政府のHP(英語)でご確認ください。
18日以降もPEI Passの申請条件に満たない人はやはり事前の別途申請が必要で、PCRテストや自己隔離などの追加義務もあります。ワクチン接種を含めた個人の状況や年齢などで条件が変わります。州内外の感染状況に応じて急に規制が変わることもありますので、カナダ国内にお住まいの方でプリンスエドワード島を訪問予定の方は州政府のHPを頻繁にご確認くださいね。
さて、私の場合は第1回目のワクチン接種から遡り、7月18日からPEI Pass適用となります。申請から許可が出るまで時間がかかると聞いていたので、早めに申し込んでおきました。タイミングが良かったのか翌日には許可されました。私の2回目のワクチン接種は8月なので、それまではアトランティック・カナダ内であれば自由に移動ができます。
7月18日からのPEI Pass対象者の拡大を控え、州政府には多くの申請が届いているようです。シャーロットタウン空港発着のフライト数やフライトのシート数も増えます。
レンタカー会社も需要に追い付かず、対応に追われているようです。久々のうれしい悲鳴ですね。
下は7月14日までのPEI Passの申し込み者数です。島の人口が16万人弱なので、3分の1近くのアイランダー(Islanders)が申し込みしていることになります。マドレーヌ島はフランス語読みで、英語ではMagdalen Islandsです。Rest of Canadaはアトランティック・カナダとマドレーヌ島以外の住人のことです。

折しも、カナダ政府が今年の11月にはカナダの港にクルーズ船の寄港が可能になると発表しました。準備することや安全面での課題はたくさんありますが、観光業界には大きな前進です。