プリンスエドワード島からノバスコシア州のケープ・ブレトン島に行く場合、基本的にフェリーを使います。因みにこのフェリーは5月1日から12月中旬ごろまでで、冬の運航はありません。
他の州からノバスコシア州に入る場合、自己健康チェックとワクチン接種証明等の事前申請が必要です。これはオンラインで簡単にできました。フェリーでノバスコシア州に到着後、担当者にこの事前申請の確認番号と写真付きIDを見せるだけで、簡単に通過できました。
しかしながら他の州からプリンスエドワード島に入る場合、同じく事前申請(PEI Pass)はもちろんのこと、PCRテストを受ける必要があります。プリンスエドワード島の住人も同じです。
フェリーから下船した後には長い車の行列ができていました。フェリー下船してからPCRテスト完了まで1時間ほどかかりましたが、時間がかかることは承知の上だったので問題なかったです。PEI PassとIDの確認やPCRテストはすべて自分の車に乗ったまま行われます。全員PCRテストを受けるかと思っていましたが、どちらか1名だけでOKというので運転席にいた彼がそのままテストを受け、陽性の場合は2時間以内に連絡するのでそれまで自宅待機と言われました。紅葉ピークの週末でしたし、オフシーズンの週末はフェリーの便数が極端に少ないので、特に時間がかかったのではないかと思います。ここからシャーロットタウンの自宅まで50分ほどかかったので、結局自宅待機は1時間ほどでした。
話は前後しますが、下の写真はノバスコシア州側のフェリー・ターミナルです。コロナ前はこの建物内にカフェ、観光案内ブース、ギフトショップなどがありましたが、今はお手洗いのみ利用できます。プリンスエドワード島側も同じような状況です。フェリー乗船にはワクチン接種完了していることが必要です。
徒歩でも乗船できますが、両ターミナルともに公共の交通機関が無いので、誰かに送迎してもらうか、タクシーが必要です。今回も10名ほど徒歩で乗船している人を見かけました。
日曜日の午後1時のフェリーで、次の便は夜7時だったので、どんどん車がやってきました。
片道の乗船時間は75分です。車を停めて屋内デッキに上がり、ケープ・ブレトン島で買ってきたサンドイッチを食べました。温かい飲み物が欲しかったのですが、ランチ時でカフェが混んでいたので我慢しました。フェリー内のカフェはメニュー限定でオープンしています。
サンドイッチを購入したお店も口コミサイトで上位で、マルチグレイン(雑穀)パンのローストビーフサンドイッチを買っておきました。オーダー後に作ってくれたのですが、パンがふわふわもっちりで、ローストビーフもシャキシャキのレタスもマスタードも全部おいしかったです。ものすごく大きなサンドイッチで半分だけ食べようと思いましたが、あまりのおいしさに全部食べてしまいました。今回の旅ではよく食べ、よく歩きました!
ケープ・ブレトン島のバデックを出てから10分ほどのところにあるお店で、コロナ後はテイクアウトのみの販売となっているようです。10月中旬だというのにとても暖かかったので、ランチを食べた後は外のデッキで過ごしました。灯台が近くに見えてくると、「もうすぐ島に到着するので車に戻ってください」とアナウンスが流れます。
天候や故障などでフェリーがキャンセルした場合は、ちょっと遠回りしてコンフェデレーションブリッジを渡って島に戻ることができます。ただしこの場合はニューブランズウィック州という別の州に入るので、NB Passという事前申請が必要になります。万が一のことを考慮して前日の夜にNB Passも申請しておきました。こちらも簡単に申請できました。3州ともに一回申請すれば、その後申請する必要はありません。国内でも州をまたいで移動する場合は事前の情報収集と準備が必要です。
またホテル、レストラン、観光案内所、博物館等では、ワクチン接種証明書と写真付きIDの提示が必要で、3日間の旅行で何度も何度も使うことになりました。ギフトショップを含めた飲食を伴わないお店では必要無いですが、マスク着用は必須でした。
このブログは2021年10月中旬に個人的に体験したことです。新型コロナウイルスの状況によって州の対応は変わります。現在の状況はカナダ政府及び訪問先/滞在先の州政府のHPにてご確認くださいね。