サマーサイドの日本食レストランでランチを食べる前に、ファーマーズマーケットに寄りました。サマーサイドのマーケットは、かなり古い建物の中にあります。屋内はレンガや石の壁が剥き出しになっていて、雰囲気のあるマーケットです。卵や野菜がおいしそうでしたが自宅に戻るのは数時間後を予定していたので、モラセスのパン、ビスコッティとそば粉だけ買いました。
モラセスは砂糖を作る行程で発生する廃液ですが、とても安く手に入ることもあって、昔は砂糖の代わりによく使われていたそうです。私の彼も小さい頃はモラセスのサンドイッチとかモラセスで味付けしたベイクド・ビーンズなどを食べて育ったので、今でも大好物です。私はモラセスをジャムやバターの代わりにトーストに塗ったりするのはあまり好きではないですが、モラセスの入ったパンは独特の風味があって大好きです。サマーサイドで買ったモラセスのパンもとても風味がよくて、焼いてもそのままでもおいしいです。同じパン屋さんで買ったビスコッティもざっくりとした食感がたまらくて、もっと買ってくればよかったと思いました。
最近プリンスエドワード島でもソバ(Buckwheat)の白い花を見かけるようになりました。と言っても、じゃがいも農家が土壌改良や害虫駆除のために栽培されているそうです。ファーマーズマーケットのお店で売られていたそば粉は、アトランティックカナダで栽培されたソバを挽いたものだそうで、ガレット(そば粉のクレープ)を作ろうと買ってみました。
シャーロットタウンのファーマーズマーケットはコロナの影響で人数制限等していることもあり最近行かなくなってしまったのですが、サマーサイドはシャーロットタウンよりも人口が少ないせいか、マーケットもそれほど混雑していなくて買い物しやすかったです。しかもおいしそうなものがたくさんありました。クレープなどマーケット内でも食事ができるので、観光客の方も楽しめると思います。通年土曜日のみオープンで、入場無料です。