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プリンスエドワード島の四季

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セント・パトリック・ディ

本日3月17日は「セント・パトリック・ディ」です。カナダの祝日ではないですが、アイルランド系移民の多いカナダでは大切な日で、ラジオでは朝から陽気なアイルランド系の音楽が流れています。セント・パトリック(聖パトリック)は5世紀ごろにアイルランドへ渡ってキリスト教布教に尽力し、多くの教会や学校を設立しました。聖パトリックはシャムロック(クローバー)を使って三位一体を説明したと言われています。現在はシャムロックがアイルランドの国花となっており、アイルランドといえばグリーンを連想するほど国を象徴する色です。セント・パトリック・ディには緑色の服を着て、シャムロックの小物を身につける人が多いです。この日だけは一日中飲んでもなぜかあまり罪悪感を感じない日(???)のようで、アイリッシュ・パブも早い時間から営業開始しています。緑色のビールが飲めるのはこの日だけです。

さて、昨日の夜は夕焼けと月がとてもきれいでした。満月は明日ですが、3月の満月はWorm Moonと呼ばれています。春になって地中から虫(Worm)が出てくることから名付けられたようです。春になって雪が解けると、お庭に小枝や葉っぱや風で吹き寄せられたゴミなどがたくさん出てきます。早くきれいにしたいところですが、先日SNSで地元の人のコメントを読んでなるほどと思いました。気温が10℃ぐらいになるまでは小枝や葉っぱの下でまだ冬眠している虫がいるそうで、できるだけ10度を超えてから庭の大掃除を始めた方がいいそうです。ちなみに最近の日中の気温は0℃~5℃ぐらいです。
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by abegweit | 2022-03-17 20:40 | Canada | Comments(2)
Commented by Mayflower at 2022-03-21 10:53 x
アイルランドといえば、J.F.ケネディ、IRAの紛争などを思い起こしますが、これまで私のなかでなぜ「緑のアイルランド」と言われるのかという疑問がありました。
洋画やTVドラマを見ていて、枕詞のように「緑の」がついていることがとても印象に残っていたのです。

今回abegweitさんのアイルランドに関する書き込みをきっかけに長年の疑問を調べることができました。すると、イギリスからの独立運動で緑色が人々の間に定着していったとわかりました。
きっかけを下さってありがとうございました。
Commented by abegweit at 2022-03-22 23:33
> Mayflowerさん
こんにちは。いつもありがとうございます。アイルランドの動画とか写真は「エメラルドの島」とも呼ばれる緑豊かな大地を強調した画像が多いですね。歴史的にも視覚的にも緑が最適な色なのだと思いました。私も日本にいたころはIRAなどのイメージが強かったのですが、カナダに移り住んだ今は陽気で穏やかな人々にイメージに変わりました。ハリファックス空港からダブリン空港への直行便も出ていて、アトランティックカナダからは結構近いです。