暑い夏に涼しくなる博物館

モンゴメリさんが有名作家になる前は、学校の先生をしていました。モンゴメリさんが最初に教えていたBidefordという村から車で10分ほどのところに、Green Park Shipbuilding Museum and Yeo Houseという州立の博物館があります。この辺りは造船で栄えた時代があり、造船及び造船業で財を成したYeo家に関する博物館なのです。

ところで皆さん覚えていますでしょうか？コロナ禍で休館を余儀なくされた博物館のキュレーターさんたちがSNS上で展開していた「奇妙な収蔵品を自慢するコンテスト」がありました。その中で一際人気を博した「Wheelie」という犬のおもちゃを展示している博物館なのです。

博物館を修復中に壁の中から見つかったおもちゃです。車輪（Wheel）の上に乗っているので、Wheelieと呼ばれています。

この博物館がゴースト・ツアーを始めたので、参加してきました。そんなに怖くないだろうと気軽に参加したのですが、想像以上に背筋が寒くなるお話のオンパレードでした。

Wheelieよりも猿のはく製の方が気になりましたが、ビクトリアン時代は動物や鳥類のはく製を飾るのがステータスだったようです。
はく製の下にあるのは船用の金庫だそうです。もう開け方が分からないそうで、絶対に閉めないようにしているとのことでした。ゴースト・ツアーは火曜日から土曜日までの午後4時から始まる1時間ほどのツアーで、8月末まで行われています。人数制限があるので予約をお勧めします。シャーロットタウンからは1時間半弱、サマーサイドからは30分弱ぐらいのところにあります。レンタカーなどでモンゴメリが下宿していた博物館Bideford Parsonage Museumなどを訪ねる方は是非行ってみてくださいね。