停電7日目の午後

9月30日（金曜日）は昨年から国が定める休日となった「真実と和解の日」でした。「カナダにおける先住民族への迫害の歴史について考え、国民の理解と団結を深め、よりよい国を作っていこう」という日です。

自宅はまだ停電中だったので、彼の両親宅でシャワーを浴び、ネットを使わせてもらって、ランチまで食べさせてもらいました。その後は自宅でのんびり過ごそうと思ったのですが、家に戻ったらお隣の家族総出で私たちの庭に倒れている木をきれいにしている最中でした。隣家の保険できれいにしてくれる予定が、家屋に損害が無い限り倒木の除去までは保険でカバーされないそうです。私たちも枝を運んだり落ち葉をきれいにしたりと、午後いっぱいはお庭掃除となりました。反対側の隣人夫婦まで手伝ってくれました。

まだ倒れ掛かっている木もありますが、かなりきれいになりました。大きな木やフェンスが無くなったので、お隣さんの家がよく見えて、空も広くなり、お庭が広くなったような気がします。
こちらが今回のハリケーンで倒れてしまった木々です。我が家一件分です。我が家だけではなくて、お隣近所同じような光景です。

こちらには落ち葉や小枝が入ってます。これは全体の半分で、まだこれから増える予定です。。。湿っているので重いです。
疲れてはいましたが、自家発電機では冷蔵庫が動かなくなってしまったので、大丈夫そうな食材をBBQで料理しました。

まさかBBQで冷凍讃岐うどんをゆでることになろうとは思いませんでした。
キャンプストーブで炊いた時は完璧（？）に炊けたのですが、BBQでは火の調節が難しくおこげだらけになってしまいました。　でも彼は「おいしい」とおこげを中心に食べてくれました。

うどんにご飯にステーキというちぐはぐな夕食でした。ステーキの上にのっているのはプリンスエドワード島産のブルーチーズです。おいしいです。そして、暗くなる前に近所の散歩に出た所、すぐ近所で電力会社の車両が作業中でした！！！　クルーの中に彼の知り合いがいて、声をかけてくれました。10年前に電力会社を退職した方なのですが、ハリケーンの直後に電話がかかってきて、この一週間朝から夜まで働きづめだそうです。「この通りに住んでいるなら、今夜か明日の朝には電気が戻ると思うよ。」とのことで希望が持てました。　ご近所さんたちもみんなお庭に出てきて見守っています。いろんな人と立ち話していたら、真っ暗になってしまいました。それでも電気は戻らなかったので、明日の朝に備えて早く寝ようとベッドに入った途端に電気が戻りました！！！　「もしかしたらテスト中かもしれない。またすぐに停電に戻るかもしれなから、ぬか喜びしないように！」といつもは楽観的な彼がものすごく慎重に言ってましたが、停電になることは無く無事に通常の生活が帰ってきました。まだインターネットは使えませんが、それ以外は問題無く、冷蔵庫も正常に動き出したのでほっとしました。

心配してくださっていた皆様ありがとうございます。ハリケーンから一週間経つのにプリンスエドワード島の3分の1近くの人がまだ停電中です。グリーンゲイブルズや北海岸エリアの状況も心配です。できる限り最新情報をアップしていきたいと思います。