クリスマスの朝です。うっすらと雪が積もっています。ホワイトクリスマスはあきらめていましたが、少しだけでもクリスマスの雰囲気を味わえてうれしい朝です。
さて、「The Magic of Christmas」は、これで最後です。6回に渡って読んでいただきありがとうございます。
ツリーの数があまりにも多いので、数本だけご紹介しようと思ってたのですが、パンフレットを読んでいたら一本一本に興味深い歴史や意味があって、選べなくなってしまいました。
さて、年代別に展示されているツリーです。
1920年代
世界大戦を終えて人々は希望に満ち溢れ、車、ラジオや映画なども一般市民の手が届くようになり、世の中がぐんと発展した時期です。ベルベットやサテンなどのリボンやオーナメントで飾り立てた豪華なツリーの人気が高かったそうです。
1930~40年代
大恐慌や第二次世界大戦の影響を受けて、かなりおさえた感じになりました。ポップコーン、クランベリーなどのドライフルーツ、ジンジャーブレッド、紙の花など、家にあるもので作ったオーナメントを飾りました。今でも紅茶の袋の内側が銀紙になっているものがありますが、この銀紙を一年かけて集め、クリスマスツリーのオーナメントを作ったりもしたそうです。
1950年代
第二次世界大戦が終わり、再びツリーは華やかになりました。特にメタル、プラスチックやガラスなどを使ったカラフルで光るオーナメントが人気でした。
1960年代(左)
Tinselという薄いメタルで作った飾りが大流行しました。「ティンセル」と日本語で検索してみたら、髪のエクステなどで人気があるようですね。
1970年代(右)
1970年になると、再び本物の木の人気が高まってきました。それと並行して、白いツリーも人気でした。白いツリーを入手できない家庭では、木に白いコットンを巻き付けて白いツリーを作ったそうです。
ツリーの下に置いてあるものは当時人気のあったおもちゃだと思われます。
1980年代
ハンドメイドの流行に伴い、家族に想い出のあるオーナメントなどを作って、こてこてに飾ったそうです。確かのこのツリーは重そうです。そういえば、日本でもフェルトとか刺繍などの手芸が流行ってましたね。
1990年代
色の数をおさえたツリーの人気が高まりました。アジアの国々などで製造される安価な飾りが流通し、毎年違うテーマでツリーを飾ることができるようになりました。
2020年代
コロナ禍では回帰的な趣向がトレンドとなり、赤と白、赤とシルバーなどの伝統的な色の組み合わせの人気が高まりました。
そして現在は2つのトレンドに分かれています。一つは自然や環境を意識したSDGをテーマにしたもの、そしてもう一つはコロナでの鬱憤の反動からできるだけ派手に飾ったツリーだそうです。
Charlie Brown Tree
最後に「スヌーピー」で同じみのチャーリー・ブラウンのツリーです。絶対にあると思ってました。
最後の最後に自宅の窓の外から見たツリーです。ここまで書いてなんですが、やっぱり自分の家で飾るツリーが一番だと思います。
そして今年購入したツリー・スカートです。
最後の最後に、今年の新しいオーナメント、カーリングのストーンです。よく行くサイダーのお店の店員さんがフェルトでオーナメントを作っていたので、彼がオーダーしたのです。とてもいい色合いです。フェルトは最近人気のクラフトですね。とても軽くてツリーにも飾りやすいです。
もう日本は日曜日の夜ですが、よい週末を過ごされましたよう願っております。