昨年の秋、日本の水際対策が緩和され、ワクチンを3回以上受けた人は新型コロナウイルスの陰性証明書が無くても入国できるようになりました。ここまで本当に長かったです。
それまでは、カナダから日本へ入国する際は全員PCR検査の陰性証明書の取得が必要でした。一昨年の年末に一時帰国を予定していたところ、出発日の数日前にプリンスエドワード島内で旅行用のPCR検査が受けられなくなってしまい呆然としました。急に他の州に行って受ける準備もままならず、一時帰国を泣く泣くキャンセルしました。プリンスエドワード島でもファミリードクターに陰性証明書を発行してもらった人もいるようなのですが、私のファミリードクターは2年前に島を去ってしまい、代わりのお医者さんを探している最中だったのです。とにかく手続きが煩雑なので、水際対策が緩和されるまで帰国を引き延ばしていました。
前置きが長くなりましたが1年半ぶりの日本です。
さて、カナダ出発前に
「Visit Japan Web」 でパスポートとワクチン接種証明書のアップロード、日本への帰国便や帰国後の住所などの情報、そして税関審査に必要な情報を入れて2種類のQRコードを取得しました。パスポートとワクチン証明書をアップロードした後、それぞれ受付終了のメールを受け取るのに数分かかりましたが、入力自体はとても簡単でした。12月28日以降登録がもっと簡単になったみたいですね。プリンスエドワード島で発行されたワクチン接種証明書も問題無く読み込み完了しました。これで、実際に日本に到着してからの「検疫」「入国」「税関」審査の手続きがスムーズになります。
ワクチン接種を完了(入国に必要なのは3回)していない人は、出国72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要です。出発24時間前にエアカナダのプリチェックインを行った際も、ワクチン接種証明書か陰性証明書のアップロードを求められました。
シャーロットタウン空港ではパスポート以外の提示は必要無く、すぐにバゲージタグと搭乗券を発行してくれました。
そして日本に到着後、Visit Japan Webで登録済みだったので感動するほどスムーズに入国審査ができました。私の便は夕方5時ぐらいに到着したのですが、空港にはたくさんのスタッフが配置されており、Visit Japan Webに登録しているかどうか確認していました。ただし登録していない人は長い列に並んでいましたので、海外から日本に帰国/入国される方はVisit Japan Webで登録しておくことと強く強くお勧めします。
おかげで検疫と入国審査はびっくりするほど早かったのですが、ほぼ満席だったのでスーツケースが出てくるまでに時間がかかりました。その後税関審査もVisit Japan Webで申請してQRコードを取っておいたので、とても簡単でした。スーツケースを待つ時間を除外すれば、飛行機を降りてから税関を通りすぎるまで30分もかかりませんでした。早いです。
日本到着前にVisit Japan Webの登録をしておかなくても、到着後に手続きすることも可能です。ただし、見るからに時間がかかりそうなので、とにかく日本入国前に登録しておくことをお勧めします。スマートフォンが必要ですが、QRコードはスクリーンショットでもOKなので、海外で使っているスマートフォンでも大丈夫でした。ターミナルに入ったら成田空港のFree Wi-Fiにもすぐつながりました。
水際対策は世界の状況によって変更が多いですし、空港やエアラインの担当者によって対応が違うこともあります。上記はあくまでも私の体験です。今回はラッキーなことに何もかもがスムーズに進みました。複数のフライトが到着する時間帯などは登録していても時間がかかるかもしれません。事前に政府のHPを良く調べてしっかり準備をして空港へ向かってくださいね。
というわけで現在日本にいますが、できるだけプリンスエドワード島の情報を発信していきたいと思います。