人気ブログランキング | 話題のタグを見る

プリンスエドワード島の四季

abegweit.exblog.jp
ブログトップ

プリンスエドワード島のルピナス

SNSでプリンスエドワード島のルピナスに関する記事を読みました。
プリンスエドワード島のルピナス_c0353373_20591457.jpg

『赤毛のアン』をはじめモンゴメリの小説にはルピナス(Lupins)のお花は描かれません。1900年代のはじめ、庭園用として初めてプリンスエドワード島へ持ち込まれたそうです。モンゴメリさんが結婚してこの島を離れたのは1911年です。その頃はまだキャベンディッシュや北海岸では目にしなかった可能性が高いです。

1950年代には島の東部を中心に広がっていきました。

そして今から50年ほど前、島のWomen Institute(『赤毛のアン』でいうところの婦人会)が、島中に種をまいてルピナスを広めたそうです。州政府が種を提供までしていたそうで、現在では島のいたるところでルピナスのお花が咲いています。今では州の花?と言っても過言ではないほど、島のイメージ写真としてもよく見かけます。

因みに、ルピナスは土壌の窒素を増やす効果があるそうです。ただし繁殖力が非常に高いため、もともとあった植物を駆逐してしまいます。さらに植物や動物に有害な物質(アルカロイド)も含むそうです。

この島では紫色のルピナスが圧倒的に多いです。そして、ピンクや白のルピナスの種から同じ色の花が咲くとは限らないそうで、優性の紫になる確率が高いそうです。

まだまだ一週間以上はルピナスを楽しめそうです。110.png

by abegweit | 2023-06-23 21:14 | Summer | Comments(0)