2023 Charlottetown Festival

Confederation Centre of the Artsという多目的劇場にて夏の間にいろいろなショーやパフォーマンスが行われ、Charlottetown Festivalと呼ばれています。このCharlottetown Festivalがオープンしました。

コロナ以前は毎年『赤毛のアン』のミュージカルが上演されていましたが、今年から『赤毛のアン』は2年に一回のみ上演と変わってしまいました…　個人的に気持ちが上がりませんが、仕方がありません。

というわけで、今年のメインの演目は『Maggie』と『The Play that Goes Wrong』です。

『Maggie』は実話を元にしたミュージカルです。戦後のスコットランドで炭鉱事故で夫を亡くした後、困難の中で3人の息子を育てていく女性の物語です。最初から最後までものすごく熱いパフォーマンスでした。

オープニングの日はバグパイプの演奏で観客を迎えてくれました。

もう一つの『The Play that Goes Wrong』の初演は2012年、ロンドンです。一応殺人事件がテーマの舞台ですが、大道具、小道具、音楽、俳優さんたちの演技がすべてがうまくいかないという、ドタバタコメディです。正直、事件の真実や真犯人のことなどどうでもよく、目で楽しめる舞台（ミュージカルではありません）でした。古いですけど、ドリフの番組を思い出しながら見てました。『Maggie』の方はスコットランドのアクセントなどで分かりにくいセリフも多かったのですが、こちらは英語もはっきり話してくれますし、とてもおもしろかったです。観客席からは始終笑い声が聞こえていました。

『The Play that Goes Wrong』は島の人が大好きなTim Hortonというコーヒー＆ドーナツのお店がメイン・スポンサーとなっているので、オープニングの上演後はドーナツがふるまわれました。Tim Hortonのカップもきちんと小道具として使われていました。今年から大きく変わったのは『赤毛のアン』が上演されないことだけではなく、紙のパンフレットが無くなったことです。座席の肘掛けにQRコードがあり、これを自分のスマートフォンで読み取ります。

来年のモンゴメリ生誕150周年には『赤毛のアン』も上演される予定です。