人気ブログランキング | 話題のタグを見る

プリンスエドワード島の四季

abegweit.exblog.jp
ブログトップ

アイランド・ネイチャー・トラスト 1

アイランド・ネイチャー・トラストという非営利団体があります。プリンスエドワード島の自然や動植物を後世に引き継いでいくのが目的です。

そのネイチャー・トラストのHP内の地図を見ると、ネイチャー・トラストの保護下にある場所が島中にありました。そこでシャーロットタウンから車で30分ぐらいのところへ行ってみました。

アイランド・ネイチャー・トラスト 1_c0353373_03164317.jpg

アイランド・ネイチャー・トラスト 1_c0353373_03164375.jpg
プリンスエドワード島では1895年にキツネの毛皮産業が始まりました。その後1920年代にピークを迎え、サマーサイドではキツネ産業で財を成した人たちが建てたFox Houseと呼ばれる豪邸なども建てられました。

今回私たちが行ったところはシャーロットタウンからみてサマーサイドとは反対側にあり、1913年にビーバーを飼育するための池が作られた場所です。かなり広い敷地で、最終的には人口の池が数か所も作られたそうです。毛皮産業が廃れたあと、この池の周りでは鴨や雁などのハンティングが行われたそうです。家族事業を引き継いだものの、水鳥の数がどんどん減っていくのを感じた子孫の一人が、水鳥の保護と育成のために尽力しました。その後この土地はアイランド・ネイチャー・トラストへ託されて現在に至ります。

敷地内には誰でも入れますが、トレイルとして管理はされていないようなので、何かあっても自己責任です。といっても、危険な場所ではありません。ただ、草木が生い茂っていて歩くのが大変な場所はありました。

アイランド・ネイチャー・トラスト 1_c0353373_03164361.jpg
池の近くに、鳥の家をデザインしたかわいい椅子がありました。

アイランド・ネイチャー・トラスト 1_c0353373_03164439.jpg
続きます。

by abegweit | 2023-11-08 20:49 | Prince Edward Island | Comments(0)