昨日はホット・チョコレートだったので、今日はチョコレートです。
カナダとアメリカ国境沿いの町、ニュー・ブランズウィック州のSt. Stephen(セント・スティーブン)という町にGanong(ギャノン)というチョコレート屋さんがあります。家族経営のお店で、1873年に開店してから現在5代目です。
ところで、先日彼が本土オンタリオ州のKingstonへ行きました。プリンスエドワード島からは、カナダ国内のハイウェイを走る方法とアメリカを横断する方法と2通りのルートがあります。
カナダのハイウェイルート
アメリカ横断ルート
距離的にはアメリカを横断した方が短く見えますが、実は曲がりくねった山道が多く、カナダのハイウェイを走った方がずっと早いそうです。しかもカナダ国籍保持者は簡単ですが、日本のパスポートではアメリカ入国検査などがあり時間もかかります。今回は彼一人だったし、メイン州のBangorという町のモールで買い物したかったそうで、アメリカを横断していきました。Bangorにはあのミステリー作家のスティーブン・キングの自宅があるのですが、いかにも彼らしい門構えです。私が20年以上前に行ったときもたくさんの人が写真を撮影してました。今回彼も見てきたそうです。
さて、前置きが長くなりましたが本題です。このカナダとアメリカの国境沿いにSt. Stephenという小さい町があるのです。お土産にGanongのチョコレートを買ってきてくれました。
アイスクリームのフレイバーのチョコレート・ボックスです。気持ちはうれしいけど私にはちょっと甘すぎるので、ほとんど彼が食べました。 「どうしてこのフレイバーにしたの?」と聞いたら、「ティファニーの箱みたいで好きでしょ?」と言われました。なるほど。。。
このチョコレート屋さんで人気なのが「Chicken Bones」というシナモン風味のピンクの飴にチョコレートが入ったキャンディです。カナダの人はシナモン好きですし、見かけはピンクでかわいいのに「鶏の骨」というホラーな名前も人気の理由かもしれません。
そういえばと思い昔の写真を調べてみたら、ノバスコシア州のグラン・プレ国定史跡(ユネスコ)の博物館に飾ってあったエヴァンジェリンのチョコレートもGanong製でした。グラン・プレに関しては前にちょこっと書いたことがあります。(
こちらです。)ノバスコシア州で一番好きなエリアです。
ギャノンのチョコレートにまつわるお話でした。