お水の違い

プリンスエドワード島でも緑茶や煎茶などの茶葉は手に入りますが、それほど品質がよくないわりに高いので、日本に帰国する度に何袋か買ってきます。自宅で飲んでいた緑茶の残りを持ってきてお茶をいれたところ、日本で飲んでいたものとは全く別の味がしました。というよりは風味も何もなく、ただ苦さだけが口に残りました。日本ではおいしく飲んでいたのになぜ？？？と疑問に思いましたが、硬水と軟水の違いだと思い出しました。

広大なカナダではエリアによってお水の硬度が違います。西のバンクーバーは軟水だそうですが、プリンスエドワード島は硬水です。下はシャーロットタウン市が公開している水道水及び井戸水の成分です。（2022年のデータ）

プリンスエドワード島の水道水のお水自体はおいしく飲むことができます。ただ最初に書いたように日本茶を入れるとある程度風味が損なわれ、ご飯を炊くとぱさぱさになりがちです。あとは石鹸の泡立ちとか、肌や髪への影響などいろいろありますが、旅行や短期滞在には大きな影響は無さそうです。でも硬水は軟水よりもカルシウムとマグネシウム分が多く含まれるので、お腹を壊しやすい人は気を付けた方がいいのかもしれないです。

日常で硬水/軟水の違いを気にすることはほとんどありませんが、電気ケトルの底などにミネラル成分がくっついてしまうので、定期的にお酢を入れたお水を沸かしてきれいにしています。またスチームアイロンにはドラッグストアーで買った蒸溜水を使っています。海外でシャワートイレがあまり普及しない（できない）のはお水の違いもあると思います。