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プリンスエドワード島の四季

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Bay Fortuneでのディナー

ダイニングルームの席について、マイケル・スミスさんの音頭で乾杯したら、ディナーが始まります。大きなテーブルがいくつかあって、他の人たちとテーブルを囲んで食事となります。
毎晩マイケルさんがいるとは限らないのですが、この日はいらっしゃいました。いつもながらプリンスエドワード島の食や調理に関して熱く語っていました。かなり身長が高く、細いながらがっしりされているので、カリスマ感が増します。私の彼もマイケルさんを尊敬していて、「彼はプリンスエドワード島が小さいからと言い訳したり限界を定めることはせず、プリンスエドワード島でだからこそできる最高の仕事をしているんだ」とこれまた熱くお隣の席の人たちに語っていました。2人とも島を愛しているので、何か通じるものがあるのでしょう。106.png

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Oyster Hourの分も含まれていますが、ものすごく長いメニュー(写真左)で、メニューを読むだけでわくわくしてきます。今回は料理に合わせた4種類のワイン・フライト(写真右)も頼みました。ソムリエの方が毎回丁寧に説明してくれます。

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まずは焼きたてのパンです。ポークのパテ、メープルのバター、フレッシュチーズと一緒に食べます。このパン一つで2人分です。
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彼は手前のメープルのバターがお気に入りで、私は左のパテと奥のレモンバームのフレッシュチーズが好みでした。パンこそ残してしまいましたが、この3つのプレートはすべて空になりました。

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次にシーフードチャウダーです。
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ロブスター、ムール貝、ハマグリ、ホタテ、白身魚など具沢山でおいしいのはもちろんですが、Hana Tsunomataという海藻が特においしかったです。和名のような響きですが、ここのHPによるとノバスコシア州で養殖されており、日本にも輸出されて人気があるそうです。カラフルで歯ごたえもよく、シーフードチャウダーにとても良くあいました。

次にサラダです。こちらも2人分です。すべてこのBay Fortuneの畑で収穫されたり、野生で育っている植物を摘んできたものです。

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お皿に描かれているのは、プリンスエドワード島の畑を再現したドレッシングです。思いっきりかき混ぜて食べてねと言われましたが、食べるのを躊躇してしまうほどきれいです。
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ついにメインです。この日はブリスケットでした。メニューは全員同じもので、メインはお肉だったりお魚だったりします。その日に仕入れられる最高のものが出てきます。ベジタリアンやアレルギーなどのリクエストにもこたえてくれます。
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そして満腹のお腹にやさしい味わいのデザートが最後に出てきました。マスカルポーネのムースに、ルバーブのアイスクリームがさっぱりとおいしかったです。いつもは完食できないのですが、今回は最後の一さじまでおいしくいただきました。
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最後の最後は屋外でブルーベリーのマシュマロをを炙ります。私はもう食べられなかったのですが、比較的寒い日だったので、赤ワイン片手に焚火で暖をとりました。今夜の主役のCarley Fortuneさんもいらして、楽しい時間でした。こんなに近くでお話できるとは思っていなかったので、本当にラッキーでした。

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オイスターアワーはまだ明るいうちに始まりましたが、この頃には日もとっぷりと暮れていました。食事中は雨が降っていましたが、外にでたら星空が広がっていました。

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宿泊せずとも食事はできますが、シャーロットタウンやキャベンディッシュから車で一時間以上離れているので、お部屋があれば食後もゆったりと過ごせます。110.png

by abegweit | 2024-06-01 23:31 | Food and Drink | Comments(4)
Commented by こめこ at 2024-06-02 04:46 x
本当に素敵なディナーとインですね!お誕生日おめでとうございます :)
私はこの記事を読むだけでワクワクしてきます。
何度も質問申し訳ありません。コーンウォールやストラットフォードの見どころありますでしょうか? その辺りの治安はどうでしょうか? 女性1人で夜に歩けますか?
Commented by abegweit at 2024-06-03 22:56
> こめこさん
ありがとうございます!
コーンウォールとストラットフォードは郊外の住宅街なので、住民が行くようなスーパーやお店以外何もないです。小さな公園やトレイルが無いこともないのですが、特にお勧めするようなところも無いです。。。夏は日没時間が遅いので、日没までは住宅街を歩くのは特に問題無いですが、シャーロットタウンも含めて、日没以降はあまり一人で歩かないほうがいいかもしれませんね。この島でもドラッグは大きな問題になっています。あと住宅街でも夜行性のスカンクが歩き回っているので、そういう意味でも大変危険です。ミュージカルが終わるのは夜10時前なので、できるだけメインストリートを歩いてホテルに戻ればそれほど危険ではないかもしれないですが、いずれにせよお気を付けくださいね。
Commented by こめこ at 2024-06-04 01:43 x
なるほど、そうなのですね。スカンクが麻薬中毒者並みに夜な夜な町をうろついていることには驚きです。
前回、宿泊場所の裏庭でのフクロウの鳴き声が癒しとなりましたが、スカンクに遭遇しなくてよかったです。笑
いつも丁寧で情報の詳細を教えていただけるところが他にはないので、本当にありがたいです!
いっそのこと、情報誌出版してほしいくらいです!
Commented by abegweit at 2024-06-04 23:55
> こめこさん
お褒めのことばありがとうございます。季節によっては話題に事欠いてしまうのですが、この季節は次々にお花が咲くので、季節の移り変わりについていくのに精いっぱいです。読んでくださっている方々がいるのでがんばります!

スカンクは一件かわいいのですが、なかなか強烈なにおいを放つので、要注意です。夜に帰る時は庭にスカンクがいないかどうか確認してからドアを開けるようにしています。家に入ってしまったらおそろしいことになると思います。。。