モンゴメリの作品の中でも人気が高い『Blue Castle (青い城)』、かつては篠崎書林、現在は角川文庫から翻訳出版されています。最近、この『Blue Castle』に関する新しい本が出版されました。モンゴメリのオリジナル原稿と詳しい注釈が付いた本です。
作者のCarolynさんは『Anne of Green Gables』に関しても同じ趣旨の本を出版し、やはり記念イベントに行って本にサインしてもらったことがあります。


私もこの『Blue Castle』が大好きで、篠崎書林版も角川文庫版も日本から持ってきました。

こちらはペーパーバック版(左)とアンが好きでオーストラリアからカナダに移住した友人がくれた本(右)です。

最近出版された本も装丁が素敵です。

今回のイベントで知ったのですが、主人公の「Valancy」という名前はオリジナル原稿では「Miranda」となっていました。初原稿では最後のページまで「Miranda」となっており、すべて「Valancy」と書き換えられています。何度も読んでいるので「Valancy」以外の名前が考えられないのはもちろん、「Miranda」だと全く違う印象になってしまうので、「Valancy」となってよかったです。
このイベントでもモンゴメリさんの生誕150周年を祝うケーキがありました。そして『Blue Castle』の舞台となっているBalaで博物館を営んでいるLindaさんとJakeさんというとても仲のよいご夫婦も出席されていました。Balaには行ったことが無いのですが、このイベントでますます行ってみたくなりました。

