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プリンスエドワード島の四季

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現在のビデフォード牧師館(Bideford Parsonage Museum)

モンゴメリはBideford、BelmontそしてLower Bedequeの3つの学校で教えました。モンゴメリが初めて教壇に立ったBidefordの校舎自体は残っていませんが、モンゴメリが下宿していた牧師館は現在博物館となっています。Belmontの学校はAvonlea Villageに移転されてお店として使われており、Lower Bedequeの学校も少し移転してBedeque地区の博物館として公開されています。
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さて、このBidefordの博物館ですが、当時の家具は残っていません。博物館として公開するにあたって、近隣から当時の家具を集めたそうです。彼のお母さんの弟妹は今もBideford周辺に住んでいて、食器や写真など寄付したそうです。下のお皿2枚もそうです。
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2階にはモンゴメリさんが使っていたお部屋が再現されています。
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当日はストロベリー・ソーシャルが行われていたのでたくさん車が停まっていましたが、この景色をみながら書いたり採点したりしていたのでしょうね。遠くには青い湾が見えます。

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当時はOne Room Schoolといって、一つの教室でありとあらゆる学年の子供たちが勉強していたので、先生も分刻みで教えていたようです。当時の先生の一日のスケジュールを見るとすごいことになっています。

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この博物館のキッチンは、『赤毛のアン』に出てくる「痛み止めの塗り薬」を入れたレイヤーケーキが実際に作られた現場です。とても狭いキッチンですが、機能的に作られています。
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『赤毛のアン』ではマリラが痛み止めの薬のボトルを割ってしまったので、バニラエッセンスの空き瓶に入れておき、それを知らなかったアンが、バニラと間違えてレイヤーケーキに入れてしまった。。。というエピソードでした。

キッチンにはバニラの瓶とレイヤーケーキのレシピが置いてあります。
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この下のボトルは当時の痛み止めの薬(Liniment)が入っていた瓶です。これは彼がアンティークショップで見つけて、寄付したそうです。

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私の家の本棚のアンコーナーには彼が同じくアンティークショップで見つけてくれた瓶が飾ってあります。中には3分の1ほど薬が残っています。絶対に開けませんが、どんな匂いがしていたのかは気になります。アンは水遊びをして鼻かぜをひいてしまったので、バニラと薬の匂いの違いに気が付かなかったというエピソードでした。

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by abegweit | 2024-07-24 20:40 | Anne and Montgomery | Comments(0)