少し早いですが、Macphail Homesteadという場所でクリスマス・ディナーを食べてきました。
ここはAndrew Macphailという人が生まれ育ち、モントリオールに移り住んだ後も夏を過ごしていた家です。Macphail氏は医師、学者、文筆家など様々な分野で活躍した人でした。1910年、カナダの総督がプリンスエドワード島を訪れるに際して、島の名士であるMacphail家で夕食会が行われました。1908年に出版された『赤毛のアン』の愛読者であった総督が作者のモンゴメリに会いたいと希望したことから、モンゴメリもこの夕食会に招待されたのでした。総督はモンゴメリと握手するやいなや、『赤毛のアン』の賛辞を口にしたそうです。
ダイニング・ルームには本物の薪を燃した暖炉がありました。モンゴメリの日記によると、総督はこのダイニングルーム、モンゴメリは隣のベランダで食べたと書いてあります。そんなに大きなダイニングルームでは無かったので、二つのお部屋に分けたものと思われます。でも、この夕食会の前にモンゴメリと総督の二人だけで30分近くお話する機会があったようです。
この日のクリスマス・ディナーはトマトスープ、ターキー、ブレッドプディングの3コースでした。
写真を撮るのを忘れましたが、とてもおいしいトマト・スープでした。体が温まりました。
そして、王道のターキー・ディナーです! 真ん中下にターキー、時計周りににんじん、カブとズッキーニの温野菜、グリーンピース、マッシュドポテト、スタッフィングです。ポテトとスタッフィングにはグレービーがかかっていました。
ここのブレッドプディングにはクランベリーも入っていて、クリスマスらしいデザートでした。量も多すぎずちょうどよかったです。
デザートの後はダイニングルームにいた全員でクリスマス・ソングを何曲か歌いました。誰も驚くことなく普通に歌っていたので、毎年の恒例行事のようです。
古いお屋敷にふさわしい、大きなツリーが飾られていました。
照明が暗くてあまりよく見えませんが、帽子をかぶったツリーもかわいかったです。